辛いもの、特にカレーが好きだ。
かつてどのくらい食べ続けられるかと約1ヶ月カレーを食べ続けたことがある、さまざまな店のものを食べ続けたからできたことだけれど、ちっとも飽きなかった。こんなことを考えること自体、ある意味変態である。テイストにもこだわりはない、南インド、北インドなどだけでなく、マレー系や中華系、もちろん和風も放ってはおけないから奥が深く幅も広過ぎて始末が悪い、ディープすぎて極めた感が無いのだ。
中学生の頃、東銀座の交差点にある日本でも最古の類に当たるインド料理店で初代店主に食べ方指南を受けてカレー道に入門してスタートを切った。辛いカレーを食べると頭皮の毛穴から汗が出始めて、冬など湯気が頭から立ち昇るスチームヘッドを持っていて、かつて日本橋にあった蔦のからまる店では、殺人的な辛さのカレーを食べ終えて、頭から湯気を立ち昇らせながら朦朧とした意識で中央通りをフラフラと横切って車に轢かれそうになったこともあった。
命がけのカレー道は、まだしばらく続きそうである。
以下、好きなカレーのごくごく一部をあげてみた。